11月19日、米国で開幕したロサンゼルスモーターショー13。会場の片隅に、今まで見たことのないような、強い存在感を放つ1台のスポーツカーが置かれていた。
これは、米国カリフォルニア州ロサンゼルスに本拠を置くYOUABIAN社が出品した1台で、車名は『プーマ』(『PUMA』)。他にないユニークな車を求める世界の富裕層の声に応えて、YOUABIAN社が開発したのが、プーマ。
ブルーのオープンボディは、非常に抑揚の効いたデザイン。スポーツカー風のデザインでありながら、44インチという巨大オフロードタイヤを履いている点も、プーマの個性を際立たせる。ボディサイズは全長6145×全幅2360×全高1830mm、ホイールベース4150mmと大型。全自動で開閉できるハードトップを備えている。室内は4シーター。
ボンネットの下には、GMのシボレー『コルベット』用LS7型7.0リットルV型8気筒ガソリンエンジンを搭載。最大出力は505ps、最大トルクは65kgmを引き出す。トランスミッションは6速AT。0-96km/h加速は5.9秒で駆け抜ける。
YOUABIAN社は、プーマの価格について、「110万ドル(約1億1000万円)」と公表。「フェラーリやランボルギーニなどのスーパーカーに飽きた顧客がターゲット。プーマが目指したのは、世界最速ではなく、世界で最も個性的であること」と説明している。