日産自動車の欧州法人、欧州日産は11月7日、英国ロンドンにおいて、新型『キャシュカイ』を発表した。
新型キャシュカイは、日本では『デュアリス』として販売されてきたSUVのモデルチェンジ版。日本市場では、デュアリスは新型『エクストレイル』に統合されるため、今回発表された新型は導入されない。
新型キャシュカイは、欧州小型クロスオーバー車のセグメントリーダーとしての地位を、さらに強固にすることを目指して開発。2007年に登場した初代は、累計200万台以上を生産するヒット作となった。新型の販売は2014年2月に開始される予定。
新型エクストレイル同様、新型キャシュカイにも日産の最新ブランドアイデンティティを表現したフロントマスクを採用。新型は逞しいデザイン、セグメントをリードする先進技術、高品質なインテリアなどを追求した。
新型エクストレイルと、その兄弟車のローグに続いて、ルノー日産アライアンスが新開発したモジュラープラットホーム、「CMF」を採用。新型キャシュカイのボディサイズは、初代に対して全長が49mm長い。
搭載エンジンは、ガソリン、ディーゼルの複数を用意。中でも、ルノー製の「dCi」と呼ばれる1.5リットル直列4気筒ターボディーゼルは、6世代目に進化。最大トルクを2kgm引き上げながら、欧州複合モード燃費26.3kgm、CO2排出量99g/kmの優れた環境性能を実現している。