WRCは11月4日、今月行われるラリーGBでWRCクラスのデビューを飾る元F1ドライバーのロバート・クビサが、ファン達にあまり多くを期待しないように警告するメッセージを送り、落ち着いたレースをすると語ったことを公表した。
WRC-2クラスで王座を獲得した彼は、右手の制限されたストレングスを補うためにギアを改造した車を運転し、出場7戦中5勝を挙げるという快挙を成し遂げたが、WRCの最高のカテゴリーで同じことはできないという予想をしている。
「僕は多くの人達が、ラリーGBでとても速く走ることを期待していると知っているが、それはとても難しいと思う。おそらくトップ5や6と同じペースで走るのは不可能だろう。たった6ヶ月の経験だけで、トップのドライバー達と戦うのは無理だ。僕達は落ち着いて挑まなければならないと自覚しているよ」とクビサは語った。
彼はWRC-2クラスのRRCと同じ改造されたギア選択装置を持つシトロエンDS3 WRCを、11月11日にウェールズで行われるテストで運転することとなる。
「このラリーは僕にとってボーナスだ。普通ならシーズンはとっくに終わっているはずだが、シトロエンとアブダビ、ロータスにこの機会をもらったことにお礼を言わなければならない。もし6ヶ月後に、僕がファクトリーの車を初めて運転するチャンスがあるなら、それは素晴らしい!と言うだろうね」とクビサは付け加えた。
ラリーGBは11月14日より開催される。