愛知県と名古屋鉄道(名鉄)は11月1日、名鉄河和線の青山駅(愛知県半田市)付近で進めてきた鉄道高架化工事について、11月16日の始発列車から下り線を高架線に切り替えると発表した。これにより上下線とも高架化が完了する。
同駅付近の高架化工事は、愛知県を事業主体とする一般国道247号踏切除却事業として1997年度から事業に着手した。事業区間は半田市栄町から同市有楽町までの約1.3km。工事は2009年度に着手し、2012年5月には上り線が高架線に切り替えられた。
今回の下り線の高架化で上下線とも高架線になり、国道247号を含む6カ所の踏切が解消される。これまで上下線のホームごとに分かれていた青山駅の改札口も、高架下の本駅舎1カ所に統合。既に使用を開始している上りホームと同様、下りホームにも車いす対応エレベーターが設置される。