GMの燃料電池車、実証実験で累計16万kmを走行

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GMのシボレー エクイノックス をベースにした研究開発用の燃料電池車
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米国の自動車最大手、GMは10月22日、シボレー『エクイノックス』をベースにした研究開発用の燃料電池車が、実証実験で累計10万マイル(約16万km)を走行したと発表した。

GMは2007年、シボレーブランドのクロスオーバー車、『エクイノックス』をベースにした研究開発用の燃料電池車119台を使った実証実験、「プロジェクト・ドライブウェイ」を開始。ウォルトディズニー社が、社用車としてこの燃料電池車を活用するなどしてきた。

この燃料電池車は、最大航続可能距離およそ320kmの性能を備え、水素の補充は5分で完了。もちろん、ゼロエミッション走行を実現する。今回、これらの燃料電池車の中の1台、ウォルトディズニー社の車両が、累計走行距離10万マイル(約16万km)に到達。

また、119台のGMの燃料電池車のトータル走行距離は、ほぼ300万マイル(約482万km)に到達。GMによると、自動車メーカーの実験用燃料電池車としては、最も多くの距離を走行しているという。

GMのトッド・ゴールドステイン氏は、「エクイノックスの燃料電池車は、どこに行っても注目の的。多くの人々が、その技術に高い関心を寄せていた」とコメントしている。

《森脇稔》

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