成田国際空港、第2旅客ターミナルビルと本館の連絡通路を整備、シャトルシステムは運行終了…9月27日

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まもなく運行を終了する成田空港第2旅客ターミナルビルのシャトルシステム。空気で車体を浮上させてワイヤーロープでけん引し、地上側のモーターで動かす。
  • まもなく運行を終了する成田空港第2旅客ターミナルビルのシャトルシステム。空気で車体を浮上させてワイヤーロープでけん引し、地上側のモーターで動かす。
  • シャトルシステムは単線2軌道で構成されている。軌道中央部はすれ違いのため幅が広くなっている。
  • シャトルシステムの車内。本館~サテライト間279mを最高速度32km/h、片道約70秒で走行する。
  • 9月27日6時から使用を開始する連絡通路の外観。シャトルシステムの軌道の両脇に整備された。
  • 連絡通路の位置図。柱や窓枠を減らした「開放感を感じさせるデザイン」としている。

成田国際空港は、成田空港第2旅客ターミナルビルで本館とサテライトを結ぶ連絡通路を9月27日から供用開始すると発表した。連絡通路の供用開始に伴ってシャトルシステムは運行を終了する。

この連絡通路は、出発動線用と到着動線用の通路、ムービングサイドウォークを併設している。柱や窓枠をなるべく減らし、開放的なデザインを採用すことで、移動しながらパノラマ眺望を楽しんでもらえる。

また、昼間は自然採光だけで明るさを確保、電力消費量の低減を図ったほか、空調も地中熱を利用する。

今回の連絡通路の供用開始によって、シャトル乗降所で待つ必要が無く、本館とサテライト間をスムーズに移動できる。空港容量拡大伴って増加が予想される空港利用客の利便性向上を図る。

《レスポンス編集部》

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