ホンダは9月12日、『スーパーカブ110プロ』『スーパーカブ110MD(郵便カブ)』などの前輪用ブレーキケーブルに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2009年9月28日~2012年6月25日に製造された4万1048台。
前輪ブレーキにおいて、ケーブルエンドへのインナワイヤ鋳込み位置が不適切なため、坂道などの駐停車時に使用するパーキングレバーの操作を繰返し行うと、ケーブルエンドが破損し、前輪ブレーキが利かなくなるおそれがある。
全車両、前輪用ブレーキケーブルを良品と交換する。なお、改善措置用部品の供給に時間を要することから、当面の暫定措置として、全車両のブレーキケーブルの遊び量を指定値に調整するとともに、ケーブルエンドを点検し、損傷のあるものはブレーキケーブルを良品と交換する。また、ブレーキケーブルの製造ロット番号を確認し、該当するものはブレーキケーブルを良品と交換する。
不具合発生件数は4件で、物損事故が2件発生している。市場からの情報で発見した。