ヴァレオは、9月14日から一般公開となるフランクフルトモーターショーにおいて、新たに開発した全自動駐車システムを初公開する。
今回初公開する「Valet Park4U」は、スマートフォンを使って、自動車を自動で駐車スペースに導く新技術。駐車場の入り口で車から降り、スマートフォンからValet Park4Uを起動すると、車は自動走行で空きスペースを見つけて駐車する。同様に、車を駐車場から出す時も、ドライバーは入口にいながらにしてスマートフォンを使って車を呼び出すことができる。
Valet Park4Uでは、レーザースキャナと、車に取り付けられた12個の超音波センサーと、4台の車載カメラにより、いつでも車の周囲を確認し、何が起きるかを予測し、駐車可能なスペースへの走行ルートを計算することができるという。また車載カメラの映像は、ドライバーのスマートフォンに送られ、いつでも車の状況を遠隔で確認することができる。
また同社は、スマートキーの進化系とも言えるスマートフォン互換スマートキーも公開。同技術では、ドライバーは車のキーをポケットに入れたままでも、家に置いておいても、スマートフォンを使って車の施錠開閉、エンジン始動を行うことができる。
そのほか、抗アレルゲン・キャビンフィルターや電動スーパーチャージャー、エアインテークモジュールなど、各種新技術を紹介する。