国土交通省は、軽自動車の検査標章の貼付位置を見直すとともに、その大きさについても変更する。制度見直しについて一般から意見を募集する。
軽自動車の検査標章については、軽自動車の検査を開始した1973年10月から現在の様式を採用しているが、前面ガラスの無いトレーラなどは構造によって後面に貼付しづらいことや、有効期間の満了する年の表示サイズが小さくわかりづらいといった指摘があった。
国交省では、軽自動車検査協会が2014年1月に電子情報処理組織を更改して、検査標章を同組織が出力する方式に変更することにあわせて、検査対象軽自動車の検査標章の様式・貼付位置について見直す。
具体的には、運転者席または前面ガラスの無い検査対象軽自動車では、検査標章を車両番号標(ナンバー)の左上部に見やすいよう、貼り付けて表示する。
標章のサイズも現在は縦7cm×横6cmで、有効期間の満了する年の表示は、当該年以外の年の表示部分を円形にくり抜いて使用する。
新しい標章は縦4.6cm×横4.6cm。前面ガラス・ナンバー兼用で、有効期間の満了する年を強調するため黒線の楕円により表示する。
一般からの意見を募集して改正案を検討した上で今年10月に公布、2014年1月から施行する。