【ボルボ 2014年モデル 発表】シティ・セーフティは作動領域を50km/hまでにアップ

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ボルボ XC60 2014年モデル
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ボルボは『60シリーズ(S60、V60、XC60)』『V70』『XC70』『S80』の商品改良、『XC90』の一部仕様変更を行い、2014年モデルとして販売を開始した。

安全技術面では今回新たに開発、搭載された「歩行者及びサイクリスト検知機能付追突回避・軽減フルオートブレーキ・システム」が特徴的だが、進化した点は他にもある。

まず、シティセーフティの作動領域を従来の15km/h~30km/hから、50km/hまでに広げた。これはより現実的な走行スピードに対応する狙いがあるという。「前の車が完全停止しているところへぶつかるという状況よりも、走行中ついうっかり不注意になってしまい、前の車両が減速していることに気づかないでぶつかる、という危険の方が多い。それを50km/hまで監視しブレーキをかけ速度差を同じにすることにより、ぶつからなくなる」とマーケティング部・広報室長の赤堀淳氏は語る。

また「50km/hまで対応できるようになったのは大きなメリット。恐らく60km/h以上になれば注意力が上がるが、実際そのくらいがドライバーの皆さんが油断してしまう速度だと思う。追突事故後のコストは非常に高いので、年一回でも作動すれば元を取ったと言えるくらい大きな役割を果たすのではないか」とも述べた。

一方、60シリーズにのみ搭載された「フル・アクティブ・ハイビーム」は常時ハイビーム走行を可能した新機構。対向車はもちろん、前方に車両がある場合もテールランプを感知しすぐに減光。前方が空いた場合は元に戻すなど、常にカメラで照射できる場所を探索している。「ハイビームでスタートしてから帰宅するまでずっとそのままで走行できる。車以外の部分はよく見え、安全性が高まった。決して安価な技術ではないので、セーフティ・パッケージの中に入っているというのは驚いていただけるのではないか」と赤堀氏。

更に、「レーダー式BLISにも勢いよく近づいて来る車両がある場合やバック時に後ろから接近する車がある場合に警告する新しい機能が搭載されている。確実に反応し、誤作動も減少した。各機能が進歩し、より安全性を向上させている」とした。

《吉田 瑶子》

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