ヤマハ、欧州市場向け電動アシスト自転車キットを開発…ジャイアントに供給

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ヤマハ発動機、欧州市場向け電動アシスト自転車用システムキット「PWシリーズ」を開発
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ヤマハ発動機は、欧州市場向けに電動アシスト自転車用システムキット「PWシリーズ」を開発したと発表した。第1弾として10月からジャイアント・エレクトリック・ビークルへドライブユニットの供給を開始することで合意した。

新型PWシリーズは、欧州の電動アシスト自転車市場向けに、車体搭載時のレイアウトの自由度を高めたクランク合力タイプのセンターマウント式ドライブユニットとして開発した。重量は3.5kgと世界トップクラスの軽量ながら、最大ピークトルク80Nm、連続最大トルク70Nmを達成した。

日本国内向けモデルに設定した「トリプルセンサーシステム」も搭載し、パワフルで滑らかなアシスト走行も実現した。ディスプレイとバッテリーも欧州市場向けに新開発した。

ヤマハがユニットを供給するジャイアントグループは、8月28日からドイツで開催される世界最大規模の自転車見本市「EUROBIKE」で、PWシリーズのドライブユニットを搭載したジャイアント・ブランドの電動アシスト自転車を発表する予定。

欧州は、電動アシスト自転車の需要が、2012年に85万台以上ある世界有数市場となっている。特にドイツ・オランダが欧州市場全体の半数以上を占めている。

ヤマハは、成長戦略の一環として、国内での完成車販売、ドライブユニットの供給ビジネスに加え、グローバルでもユニットを展開して電動アシスト自転車用システムキットの供給ビジネスの拡大を図る。2015年には、欧州域内でのユニット供給台数10万台を目指している。

《レスポンス編集部》

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