ドイツの高級車メーカー、アウディは7月29日、次世代高速通信規格の「LTE」を、自動車メーカーとして初めて、車載インターネット接続に採用すると発表した。
アウディがLTEを最初に用意するのは、新型『A3スポーツバック』の高性能モデル、新型『S3スポーツバック』。今夏から、ドイツで販売するモデルにオプション設定する。
新型S3スポーツバックでは、「MMIナビゲーションプラス」にLTEを導入。SIMカードを差し込めば、LTE通信ができる状態になる。「グーグルアース」、「グーグルストリートビュー」を利用したナビゲーションシステムやウェブラジオ、オンライン交通情報をはじめ、運転中でもEメールや携帯電話のSMSの内容を、テキスト読み上げ機能によって、聞くことを可能にする。
また、アウディは2013年11月をメドに、LTEを『A3』シリーズ全車にオプション設定する計画。2014年末までには、ドイツ全土でLTEのサービスが受けられる体制へ、拡大することが見込まれている。