JR四国は7月29日、予土線のトロッコ列車『清流しまんと号』をリニューアルし、10月5日から列車愛称を『しまんトロッコ』に改称して運転を開始すると発表した。
車両のリニューアルデザインは、JR九州などの鉄道車両のデザインで知られる工業デザイナー・水戸岡鋭治さんが担当する。車体の塗装は「元気を感じられる」「鬼北地域の田園風景・四万十川流域の川や山々の緑に映える」などの理由から山吹色を採用。トロッコ車をけん引するキハ54形気動車の車体も山吹色に塗る。
トロッコ車の車内設備は山吹色をアクセントに「木のぬくもり」を演出し、さらに防雨、防寒のための着脱式シートを設置する。
『しまんトロッコ』の運行時刻は、下り1号が窪川15時1分発~宇和島17時44分着(トロッコ乗車区間:土佐大正15時32分発~江川崎16時25分着)、上り2号が宇和島11時32分発~窪川13時51分着(トロッコ乗車区間:十川12時54分発~土佐大正13時20分着)。秋季は10・11月の土曜・休日に運転する。
現在の『清流しまんと号』は8月31日で運転を終了する予定。これに合わせて記念乗車証の配布や記念ツアーが実施される。