JR西日本、芸備線で急行「ちどり」復活…「キハ58風」のキハ48で運転

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かつての陰陽連絡急行「ちどり」が広島県デスティネーションキャンペーンの一環で復活する。
  • かつての陰陽連絡急行「ちどり」が広島県デスティネーションキャンペーンの一環で復活する。
  • 復活「ちどり」はキハ48形2両編成での運転だが、キハ58系列で運転されていた頃の塗装をラッピングで再現する。

JR西日本広島支社は「リバイバルトレイン」と題し、急行「ちどり」の復活運転を芸備線の広島~三次間で行う。9月30日まで実施される大型観光キャンペーン「広島県デスティネーションキャンペーン」の一環。

「ちどり」は1950年代、山陽地方の広島駅と山陰地方の米子駅を結ぶ旧国鉄の速達列車として運転を開始。愛称は松江城(島根県松江市)の別名「千鳥城」にちなんでいた。1990年に運転区間が広島~備後落合間に短縮され、2002年に広島~三次間の急行「みよし」に統合される形で愛称が消滅し、2007年には「みよし」も廃止されている。

かつての「ちどり」はキハ58系列の急行形気動車で運転されていたが、JR西日本が旧国鉄から引き継いだキハ58系列の車両は既に廃車されていることから、今回の復活運転ではキハ48形一般形気動車の2両編成を使用する。キハ58系列が「ちどり」で運用されていた頃の塗装をラッピングで再現し、外観はキハ58系列に近いものとなる。

運転日は8月31日、9月1・7・8日で、運行時刻は上りが広島10時55分発~三次12時10分着、下りが三次13時6分発~広島14時18分着。全車普通車指定席で、乗車に際しては乗車券のほか急行券と座席指定席券が必要になる。

《レスポンス編集部》

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