宮崎交通は6月12日、旧デザインの路線バス(通称「青バス」)を復活させると発表した。6月16日から運行を開始する。
「青バス」のデザインになるのは、小型ノンステップバス「ポンチョ」7台と大型ハイデッカーバス「りんどう号」1台の合計8台。宮崎市中心部で2台運用するほか、西都、日南、都城、小林、延岡の各地区で1台ずつ運用し、さらに宮崎~えびの高原間の臨時バス「りんどう号」でも1台運用する。6月16日から宮崎市中心部で1台が運行を開始し、その後各地区に順次拡大していく。
マリンブルーを基調としたデザインの「青バス」は1931年から運行を開始。現在のデザインに変更された1981年までの約50年間、宮崎県内を走り続けた。
宮崎交通は「『バスの乗客に対しては、自分の家の客間にお客を迎える時と同じ気持ちで、こまやかな心くばりをしよう』という創業当時の理念」を「今後も引き継いでいくことが大切」とし、この考えを目に見える形にするため「青バス」を復活させるとしている。