ヤマハ発動機は、新開発の850cc 直列3気筒エンジンを搭載したスポーツモデルの新製品『MT-09』を、欧州市場に向け9月前半から発売する。
MT-09は、“Synchronized Performance Bike”をコンセプトとし、700~999ccの「ロードスポーツ」クラスに導入される。新開発の直列3気筒エンジンは、ライダーのスロットル操作に対し、リニアなトルクを発揮する「クロスプレーンコンセプト」に基づいて開発された。
燃料供給には、YCC-T(ヤマハ電子制御スロットル)を採用し、軽量アルミ鍛造ピストン、放熱性に優れるメッキシリンダー、振動低減を図るバランサー、ヤマハ市販多気筒モデル初のオフセットシリンダーなどとの相乗効果により優れた走行性と燃費性を両立させた。
徹底した軽量設計による車両重量188kgのボディには、ネイキッドとスーパーモタードの“異種混合”ハイブリッド・デザインを採用。マスフォワードシルエットによる自由に振り回せる軽快感、どんな方向にも動きやすい“塊”を連想させるマス集中感、モタードイメージ、オフロード車イメージなど、さまざまな要素をシンクロさせた。
価格は、7790ユーロ(イタリアでのVAT込み価格/価格は各国で異なる)。