ボーイング、インド空軍に最初のC-17を空輸

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インド空軍のC-17グローブマスターIII
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ボーイングは6月11日、インド空軍(IAF)が最初のボーイングC-17グローブマスターIIIをインドに空輸し、世界をリードするエアーリフターの最新の運用者となったことを発表した。

「C-17はインド空軍を世界で最も進歩的な人道的救済と戦略機能の中の1つとする。我々はその新しいホームであるインドで、インド空軍がC-17を飛行させるこの日を心待ちにして来た」と航空スタッフオペレーションズの副課長であるSRK・ネイア少将は語った。

ボーイングは今年、インド空軍に4機のC-17を納入し、さらに5機を2014年内に納入する過程にある。この航空機は、カリフォルニア州パームデールのエドワーズ空軍基地でのフライトテストを完了した後に輸送された。

「インド空軍が、C-17運用者の世界規模のコミュニティーに合流したこの偉業に祝辞を述べたい。インドは、平和維持や災害援助における、不完全な飛行場からの兵士達の移動といった広範囲の作戦を実行する機能の為にC-17を選択した。この航空機はインド空軍に、航空機の機能の増大に対する多様性を与えるだろう」とボーイングの機動・監視及び交戦のビジネス開発部門副社長、トミー・ドゥネフュー氏は語った。

ボーイングは現在までにアメリカ空軍の222機と、オーストラリア、カナダ、インド、カタール、UAE、イギリス、NATOの戦略的空輸機能イニシアチブの12のメンバーとピースネーションのパートナーへの合計32機を含む、254機のC-17を納入した。

《河村兵衛》

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