八千代工業、銀イオンを活用した抗菌剤事業に参入

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ホンダ系サプライヤーの八千代工業は、銀イオンを活用した抗菌剤「イオンフレアー」による新規事業を展開すると発表した。

銀イオンの抗菌作用を活用した抗菌剤の「原材料」としての販売を目指して、ゴムや樹脂、木材などの素材への含有、含侵による工業製品としての抗菌性の実証実験を進める。また、ウイルスなどの感染症予防への展開も視野に、研究開発を防衛医科大学校の協力も得ながら進める。

これを前に、一般向けに、抗菌剤の効果を実感してもらうため、抗菌・消臭スプレーを7月1日から発売する。

同社はホンダ系向けの自動車部品サプライヤーで、ホンダの軽自動車を受託生産していたが、ホンダが軽自動車の生産を自社生産に切り替えているため、受託生産車が大幅に減少している。

企業としての永続的発展のため、自動車分野以外の他分野に目を向けた事業化にチャレンジしており、自動車部品の生産で培ってきた技術やノウハウを活用した新事業参入を検討してきた。今回、生産や品質管理、研究開発体制などと、銀イオンの今後の発展性、成長性を勘案し、銀イオンを活用した抗菌をテーマにした商品の開発、販売することにした。

銀イオンを活用した抗菌剤のイオンフレアーは、ゴム、樹脂、木材などに含有、含侵させることができ、工業製品を抗菌化するのに役立つ。今後、各素材の抗菌性、防カビ性、成形性、製造方法などを実証、抗菌が必要な製品への採用を目指す。

先駆けて発売する抗菌・消臭スプレーは、インターネット上の専用販売サイト「ヤチヨオンラインショップ」で7月1日から発売する。価格はトリガータイプが1600円。

《レスポンス編集部》

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