近鉄、「あおぞらII」補充車両が初代「あおぞら」の塗装で登場へ…撮影会ツアーも開催

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初代「あおぞら」の20100系。修学旅行を中心とした団体列車用として開発された。全2階建ての編成が特徴だった。
  • 初代「あおぞら」の20100系。修学旅行を中心とした団体列車用として開発された。全2階建ての編成が特徴だった。
  • 特急形電車の12200系。「あおぞらII」補充車として投入するにあたり、20100系の復刻塗装を施す。

近畿日本鉄道(近鉄)は5月31日、団体専用車両「あおぞらII」の補充車両に初代「あおぞら号」20100系の復刻塗装を施すと発表した。これを記念したツアーも7月7日に実施する。

初代「あおぞら号」の20100系電車は1962年、世界初の全2階建て電車として登場した。主に修学旅行の小学生を対象とした団体専用車両として開発されたが、1989年には老朽化などにより営業運転を終了し、特急形電車を改造した「あおぞらII」に置き換えられた。

現在は18400系と15200系が「あおぞらII」として運用されているが、このほど12200系2両編成1本を15200系に改造して「あおぞらII」の車両を補充することになり、これに20100系と同様の塗装を施すことにした。

7月7日の記念ツアーは、20100系の復刻塗装を施した15200系2両と「あおぞらII」の従来車である18400系2両、15200系10両を青山町車庫に集めて撮影会を行うもの。車内の内覧会は行わない。大阪上本町発のAコースと近鉄名古屋発のBコースを提供する。

Aコースは15200系6両、Bコースは18400系2両と15200系4両で運転し、Aコースは宮津車庫や西大寺車庫にも乗り入れて車窓から車庫の風景を楽しめるようにする。旅行代金はAコースが大人5000円、子供3500円、Bコースが大人4000円、子供3000円。6月1日から大阪難波駅や近鉄名古屋駅などの営業所で発売する。

《レスポンス編集部》

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