【人とくるまのテクノロジー13】バルセロナ生まれの超小型モビリティはカーシェアのために開発

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アプラス・イデアダ社(スペイン)が開発した超小型モビリティ
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スペイン・バルセロナのデザインエンジニアリング会社、アプラス・イデアダ社は「人とくるまのテクノロジー展2013」にユニークな形をした超小型モビリティを出展した。日本のそれと比べて横が広く、前後が短いのだ。

「カーシェアリングの目的だけでつくった車で、通常の駐車場スペースに2台止めることができるようにしたかったのです。車よりも二輪車の開発に近かった」と同社開発責任者のリカルド・サトゥエ氏は話す。しかも、駐車スペースに縦列、並列と自由に止めることができるという。

開発期間は設計に6か月、製造に8か月の計14カ月で、「衝突安全、予防安全には特に気を遣った」(サトゥエ氏)そうだ。大きさは全長2000mm、全幅1400mm、全高1585mmで、ホイールベースが1340mm、そして重量が530kgだ。最高速度が80km/hで、バッテリーはフィンランド製のヨーロッパバッテリーOyを使用し、フル充電で約95km走れる。

「生産性のことは考えていなかったので、量産化するには少し改良する必要がある」とサトゥエ氏。これからバルセロナ市など自治体に導入を働きかけていく方針で、現在、生産してくれる企業を探しているそうだ。

《山田清志》

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