気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2013年5月20日付
●ツリー人気衰えず、22日で開業1年(読売・3面)
●内閣支持上昇65%本社世論調査(朝日・1面)
●「アベノミックス」追い風、東証1部企業、3月期連結決算、経常益、7割が予想上回る(産経・1面)
●発明と対価、奨励工夫、訴訟防ぐ、ホンダ退職者も対象に(日経・17面)
ひとくちコメント
「6月6日登場 予約受付中」という下には「29.2km/リットル」という太い文字が浮かぶ。きょうの読売、朝日、毎日の3紙には、日産自動車と三菱自動車が共同開発した新しい軽自動車のうち、日産が発売する「DAYZ」(デイズ)の全面カラー広告が掲載されている。
そのキャッチコピーは「日産のすべてを、軽に」としながら「日産の技術、デザイン、アイデア、そのすべてを、詰め込みました。今までなかった理想の軽自動車の誕生です」と綴っている。
新車が発売される前に新聞などでの告知広告はよくあることだが、きょうの掲載にはそれなりに意味がある。実はこの軽自動車を生産する三菱自動車の水島製作所では、きょうの午後から工場内でオフライン式が開催されるからだ。式典には、日産から志賀俊之COO、三菱から益子修社長らが出席する予定。両社の首脳が顔をみせる大掛かりなオフライン式は、最近ではトヨタ自動車と富士重工業が共同開発した『86』『BRZ』以来ではないだろうか。
もっとも、生産を行う三菱もハイトワゴンタイプの軽自動車「eKワゴン」と「eKカスタム」を6月6日に発売する。広告では先行した日産デイズだが、この先、三菱がどんな広告展開をするのかも、注目したい。