フォルクスワーゲングループに属するセアトは5月8日、オーストリアで開幕した同グループのファン感謝イベント、「Wortherseeツアー」において、新型『レオン カップレーサー』を初公開した。
同車は、セアトの主力ハッチバック、『レオン』をベースに開発されたレース専用車。レオンは2012年秋のパリモーターショー12で、新型がデビュー。これに伴い、レオン カップレーサーも新型に移行。2014年シーズンのモータースポーツシーンに、実戦投入される予定。
外観は、大きく拡幅された前後フェンダーをはじめ、大型リアウィングなどのエアロパーツを装備。車高も低く抑えられ、18インチサイズの大径タイヤを履く。
搭載エンジンは、排気量2.0リットルの直列4気筒ガソリンターボ。レース専用チューニングを受けており、最大出力330ps、最大トルク35.7kgmを発生する。トランスミッションは、パドルシフトの6速「DSG」と、シーケンシャルの2種類。
室内はロールケージ、バケットシートなど、レースに必要な装備のみ。新型レオン カップレーサーは、欧州で7万ユーロ(約925万円)のベース価格で販売される。