NTTドコモは、ITSテレマティクス分野への事業参入に向けてパイオニアとの業務・資本提携に合意したことを発表した。
今回NTTドコモは、パイオニアが実施する第三者割当増資約90億円の内、約50億円を引き受け。パイオニアの保有する車載機器向けの地図や車両位置情報などの交通ビッグデータと、ドコモの保有するクラウドサービスを連携させ、新たな車利用者向けサービスの開発を行うともに、ITSテレマティクス分野への本格的な事業参入を目指す。
ドコモとパイオニアは、これまでドライバー向け情報提供サービス「ドコモドライブネット」や車載用クレイドルの開発など、カーエレクトロニクスと情報サービスとの融合に協力して取り組んできた。
今回の提携により、パイオニアの車載機器やドコモのスマートフォンからの情報(位置情報等のプローブデータ)等により、高度な交通情報を生成できる交通クラウド基盤をパイオニアに構築する。
また、スマートフォンや車載機器等に対し、交通クラウド基盤と様々なクラウドサービスとを連携させた新たなITSクラウドサービスを、個人・法人利用向けのサービスとして2013年内に提供できるよう両社で準備を進めていく。あわせて、ITSクラウドサービスに対応した通信対応車載機器や通信モジュールの普及を推進していく。