成田国際空港(NAA)は5月10日、芝山鉄道の車両を用いた車両広告を実施すると発表した。成田空港の開港35周年を記念して実施するもので、広告車両は5月14日から2014年3月末頃まで運行される。
芝山鉄道は、NAAや千葉県、航空会社などが出資する第三セクター。空港敷地内の京成電鉄東成田線東成田駅から空港南側の芝山千代田駅までの2.2kmを結ぶ芝山鉄道線を運営している。列車のほとんどは芝山鉄道線に乗り入れている京成の車両で運転されているが、芝山鉄道も京成から3500形4両編成1本(3540号編成)を借り入れており、これにより両社の車両使用料を相殺している。
35周年記念の車両広告が実施されるのは芝山鉄道所属の3540号編成で、車体には成田空港のマスコットキャラクター「クウタン」を用いたラッピング広告が貼り付けられる。車内にも成田空港35年の歴史をつづる広告が掲出される。主な運行路線は京成電鉄の本線と千原線、芝山鉄道線。