メルセデスベンツ傘下のスマートは4月20日、中国で開幕した上海モーターショー13において、コンセプトカーの『フォーツー・ジェレミー』の市販化を公式発表した。
同車は2012年11月、ロサンゼルスモーターショー12で初公開。スマートのEV、『フォーツー エレクトリックドライブ』をベースに、著名ファッションデザイナーのジェレミー・スコット氏が、その世界観を表現したコンセプトカー。
目を引くのは、車体の後部に取り付けられた翼。これはジェレミー・スコット氏のアイデアを、米カリフォルニア州に拠点を置くメルセデスベンツのアドバンスドデザインスタジオが反映させたもの。ジェレミー・スコット氏によると、翼は自由の象徴だという。
今回スマートは、上海モーターショー13において、フォーツー・ジェレミーの市販化を公式発表。公道走行に必要な法規を満たした上で、限定発売することが宣言されている。
なお、パワートレインは3種類を用意。EV版は、最大出力が75psと82psの2種類。新たにガソリンエンジン仕様も設定され、こちらはBRABUSチューンの最大出力102psを積む。4月中に、生産が開始される予定。