【ニューヨークモーターショー13】ジープ チェロキー 新型…中型SUVの新基準を提示

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新型 ジープ チェロキー(ニューヨークモーターショー13)
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3月27日、米国で開幕したニューヨークモーターショー13。米国の自動車大手、クライスラーグループのジープブランドの主役は、新型『チェロキー』が務めた。

日本では、先代はチェロキーの名前で販売されていたが、北米では、先代は『リバティ』を名乗っていた。新型は北米でも、チェロキーのネーミングに回帰。新型は斬新なフロントマスクが目を引く。ランプを上下2分割にレイアウトし、ジープ伝統のフロントグリルと組み合わせ、新たな表情を作り出す。

もちろん、個性的なフロントマスクだけが、新型の特徴ではない。新型が開発の目標に掲げたのは、「中型SUVの新基準」。搭載エンジンは、ガソリン2種類。「タイガーシャーク」と呼ばれる2.4リットル直列4気筒は、クライスラーグループと提携関係にあるフィアットの「マルチエア」技術を導入。最大出力は186ps/6250rpm、最大トルクは23.6kgm/4800rpm。先代比で、最大45%もの燃費向上を実現する。

3.2リットルV型6気筒は、「ペンタスター」と呼ばれるエンジン。先代の3.6リットルから、排気量を縮小したダウンサイジングユニットだ。最大出力は270ps/6500rpm、最大トルクは32.2kgm/4400rpm。ジープは、「2041kgの牽引力はV6のSUVクラスでベスト」と自信を示す。

ジープブランド伝統のオフロード走行性能に関しては、3種類の4WDシステムを設定。「アクティブドライブ1」、「アクティブドライブ2」、「アクティブドライブロック」の3種類だ。「ジープセレック」と命名したテレーントラクションコントロールシステムは、オート、スノー、スポーツ、サンド/マッド、ロックの5モードが切り替えられる。SUV初の9速ATが用意されるのも、新型チェロキーの特徴だ。

ニューヨークモーターショー13のプレスカンファレンスには、ジープブランドのマイク・マンレー社長兼CEOが登場。「新型チェロキーが、中型SUVの基準となる。オンロードでの高いドライビングダイナミクスや燃費、ジープに顧客が期待する4WD性能を持つ」とコメントしている。

《森脇稔》

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