【ニューヨークモーターショー13】アキュラ MDX 新型発表…歴代で最も速く静かな高級SUV

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新型アキュラ MDX (ニューヨークモーターショー13)
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米国で、3月27日に開幕したニューヨークモーターショー13。ホンダの海外向け高級車ブランド、アキュラのブースでは、新型『MDX』がワールドプレミアを飾っている。

2001年、アキュラは初代MDXを発表。2003‐2006年には、ホンダMDXとして、日本市場にも導入された。現行MDXは2代目モデルで、2006年に発売。アキュラブランドの最上級SUVの位置づけだ。

今回、アキュラがニューヨークモーターショー13でワールドプレミアした新型MDXは、3世代目。1月のデトロイトモーターショー13に出品したプロトタイプに対して、前後バンパーなど細部のデザインを見直した上で、ほぼそのまま市販モデルが登場した。

アキュラの最上級SUVに相応しい大型ボディは、新型でも健在。アキュラは新型MDXに「エアロスカルプチャー」と呼ぶ新しいデザイン言語を導入。滑らかなプロポーションやアーチ状のルーフラインが特徴だ。3列シートの室内は、7名乗りのラグジュアリーな空間である。

搭載エンジンは、先代の3.7リットルからダウンサイジングした新開発の直噴3.5リットルV型6気筒ガソリン「i-VTEC」。最大出力は290ps、最大トルクは36.9kgmを発生する。トランスミッションは、パドルシフト付きの6速AT。

駆動方式はSH-AWDと呼ぶ最新4WDと、歴代MDX初のFFの2種類を用意。走行状態によって 自動的にエンジンの3分の1または半分を休止するVCM(可変シリンダーシステム)を採用する効果もあって、米国EPA(環境保護局)予想燃費は、FF車の場合、市街地8.5km/リットル、高速11.9 km/リットル、複合モード9.8 km/リットルを実現した。

ニューヨークモーターショー13のプレスカンファレンスには、アメリカンホンダのアキュラ担当、ジェフ・コンラッド副社長が登場。「新型MDXは、歴代で最も速く静かで信頼性が高い。他の高級SUVには真似できない」と述べ、高い自信を示している。

《森脇稔》

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