【ニューヨークモーターショー13】日産 NV200バネット、イエローキャブに車いす仕様

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日産 NV200バネット イエローキャブの車いす仕様
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日産自動車の米国法人、北米日産は3月27日、米国で開幕したニューヨークモーターショー13において、ニューヨーク市のタクシー、「イエローキャブ」に起用される日産『NV200』(日本名『NV200バネット』)の車いす仕様車を初公開した。

日産NV200バネットは2013年秋から、米国ニューヨークのタクシー、イエローキャブとして営業運転を開始する。同車は、米国ニューヨーク市の「タクシー・オブ・トゥモロー」プロジェクトで選ばれた1台。フォードモーターの『トランジットコネクト』、トルコの自動車メーカー、カルサン社の『V1』を抑え、ニューヨーク市民の一般投票などを経て、未来のタクシーに選出されたのが、日産NV200バネット。

NV200のイエローキャブ仕様は、タクシーに求められる快適性を追求。それに加えて、次世代タクシーに相応しいコネクティビリティや観光客向けのエンターテインメント装備を充実させている。

室内は、大人4名の乗客に十分な居住性と、荷物スペースを確保。スライドドアには補助ステップと手すりが装備され、乗降性が高められた。床はフラット設計だ。ナビゲーション表示もできる巨大なモニターが目を引く。また、後席乗客専用のエアコン&ヒーター調整システムを導入。パソコンなどが接続できるUSBポート、ニューヨーク中心部にそびえ立つ摩天楼が見渡せるパノラミックルーフも採用された。

日産はニューヨーク市に、NV200バネットのイエローキャブ仕様を10年間に渡って、独占的に納入することが決定済み。今回、ニューヨークモーターショー13では、その車いす仕様車が初公開されている。

この車いす仕様車は、米国インディア州に本拠を置き、車いす仕様車に関して豊富なノウハウを持つBraunAbility社と共同開発。リアゲートにはスロープが備えられ、車いすの乗降性を向上。業界初の車いす用の衝撃吸収システムも装備した。

日産ノースアメリカのジョー・キャステリ副社長は「ニューヨークのタクシーは、毎日60万人以上を乗せる。NV200バネットが全ての人にサービスを提供するのは、重要なこと」とコメントしている。

《森脇稔》

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