大船渡線BRT、4月26日からバス専用道を延伸

自動車 ビジネス 企業動向
大船渡線BRTの陸前矢作駅と小友駅に整備される新しい駅舎のイメージ。
  • 大船渡線BRTの陸前矢作駅と小友駅に整備される新しい駅舎のイメージ。
  • 盛駅構内の配置図。従来の鉄道ホームにバスが乗り入れるようになる。

JR東日本盛岡支社は3月29日、大船渡線BRTのバス専用道を4月26日に延伸すると発表した。既に使用を開始している部分と合わせ、3.2kmが専用道となる。

大船渡線は、東北本線一ノ関駅(岩手県一関市)から気仙沼駅(宮城県気仙沼市)を経て、盛駅(岩手県大船渡市)に至る105.7kmのローカル線。2011年3月11日に発生した東日本大震災で路盤の一部が崩落し、現在も気仙沼~盛間43.7kmで鉄道復旧のめどが立っていない。

JR東日本は暫定策として、路盤の崩落を免れた線路敷地の一部をバス専用道に改築し、それ以外は一般道を走行する代行バスの運行を計画。大船渡~盛間の大船渡方1.9kmの線路敷地を専用道に改築し、3月2日から「大船渡線BRT」として代行バスの運行を始めた。

4月26日からは専用道区間を延伸し、小友駅の前後0.6kmと大船渡~盛間の盛方0.7kmも専用道経由となる。これに先立ち、4月19日から訓練運転を開始する予定。

今回の専用道延伸で盛駅構内にバスが乗り入れるようになり、同駅のバス乗り場が駅前広場から従来の駅のホーム(1・2番線)に変更される。また、1番線ホームと2・3番線ホームの間に横断通路を設け、バスの乗車や三陸鉄道南リアス線(3番線)への乗り換え時に跨線橋を使う必要がなくなる。このほか、陸前矢作駅と小友駅も駅舎を整備し、乗り場を移設する。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集