テラモーターズは3月27日、アジアなど新興国向けに開発した電動3輪タクシーのプロトタイプを公開した。徳重徹社長は同日都内で会見し、「バイクや3輪車など小型電気自動車(EV)の分野であれば、アジアでトップになる自信はある」との考えを示した。
徳重社長は「今のような調子でやっていけば間違いなく勝てる。それはなぜかというと(日本の)大手メーカーはやる気がないし、台湾や中国にもメーカーはたくさんあるが品質やメインテナンスに対する考え方をみると、我々のメンバーと勢いをもってがっちりやっていけばトップは獲れる」と強調した。
さらに「今、大手自動車メーカーのOBや技術開発の方がどんどん入ってくるようになっている。サムソンがやってきたように、スピード感を持って、新興国でうまくマーケティングして、技術の足りない所は日本の大手企業の人材から吸収するといったモデルはできると思っている」と説明した。
その上で「それができれば次のステージはアップルのような、もっとイノベ―ティブな製品やサービスを提供する。ただそれはベースがないと誰も信用してくれないし、パートナーも集まらないので、まずできるところをとことんやる。それが3~5年のイメージ」と述べた。