フェラーリの頂点、ラ・フェラーリ…公式映像の舞台裏[動画]

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ラ・フェラーリの最新映像
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イタリアのスーパーカーメーカー、フェラーリが3月5日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー13でワールドプレミアした『ラ・フェラーリ』。同車の最新映像がネット上で公開された。

この映像は3月21日、フェラーリが公式サイトを通じて配信したもの。すでに公開されているラ・フェラーリの公式プロモーション映像について、収録の舞台裏を紹介した映像だ。

ラ・フェラーリは、フェラーリ初の市販ハイブリッド車。『F12ベルリネッタ』用の6262cc V型12気筒ガソリンエンジンは、最大出力が800psまで引き上げられ、9250rpmという高回転まで回る。これにフェラーリのハイブリッドシステム、「HY-KERS」から、モーターの最大出力163psが加わる。システム全体で963psという圧倒的パワーを引き出す。

最新のHY-KERS は2モーター方式で、ミッドシップにV型12気筒エンジンをレイアウトし、7速デュアルクラッチ・トランスミッションと1個目のモーターを一体設計。さらに、2個目のモーターは、エンジンの前方にレイアウト。2つのモーターは、バッテリー(二次電池)と接続される。そして減速時には、モーターがジェネレーターの役割を果たし、発生した電力をバッテリーに蓄えるというシステムだ。

このHY-KERSが、排出ガスを低減すると同時に、パフォーマンスを向上。フェラーリによると、ラ・フェラーリは『エンツォ』比で 0-200km/h 加速タイムを約1割短縮。排出ガス性能はおよそ40%も低減させているという。0‐100km/h加速は3秒以下、最高速は350km/hオーバーの実力だ。

ラ・フェラーリは、世界限定499台が生産される予定。スタジオおよびテストコースでの、同車プロモーション映像収録の様子は、動画共有サイト経由で見ることができる。

《森脇稔》

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