【プジョー 5008 発表】コンペティターはVWや国産車

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プジョー・5008
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プジョー・シトロエン・ジャポンは、ミニバンのプジョー『5008』の導入を開始した。そのターゲットユーザーは、子育て世代や、3世代世帯。あるいは、アウトドアのレジャーを楽しむ30代から50代の世代だという。

このターゲットから考えると、同社には『3008』やシトロエン『C4ピカソ』が近いクルマとして存在する。そういったクルマとの棲み分けはどうか。試乗会会場にて、プジョー・シトロエン・ジャポン広報室PR・イベントプロモーションマネジャーの岡田充司さんは、「3008とはユーザー層が違います。ボディサイズはほぼ一緒ですが、5人乗りと7人乗りの違いがありますから」という。さらにスタイリングでも、3008はクロスオーバー、SUVのようなスタイリングであることから、棲み分けは出来ているとみる。

シトロエンC4ピカソとは、価格差が5008プレミアムとC4ピカソでは50~60万もあることから、そこでの棲み分けが出来、ユーザーを取り合う確率は下がるとする。

プジョー・シトロエン・ジャポン広報部シトロエンPRマネジャーの村田佳代さんも、「例えば、C4ピカソはミニバンとは思えないひじ掛けのデザインなどから、(ミニバンではなく)“ピカソ”という乗り物であるのに対し、5008は、フォルクスワーゲンや国産車がコンペティターと考えています」と話す。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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