トヨタ豊田社長、初の社外取締役「より開かれたと思われる体制が必要」

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トヨタ自動車・豊田章男社長
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トヨタ自動車の豊田章男社長は3月6日、都内で会見し社外取締役制度を初めて導入することを明らかにした。豊田社長は会見後、社外取締役を置く理由について「より開かれたというように周りからも思われる体制が必要」と述べた。

社外取締役には日本生命の宇野郁夫相談役、証券保管振替機構の加藤治彦社長、かつてゼネラル・モーターズ(GM)でグループ・バイス・プレジテントを務めたマーク・ホーガン氏が内定。6月の株主総会で正式に選ばれる。

豊田社長は「一部上場会社8割方の会社が社外取締役体制を敷いている。また株主総会でも毎年そういうご提案を頂いている中で、改めてトヨタがさらに今後発展していく上で、我々は我々でしっかりマネージメントするつもりだが、やはりグローバルに展開をしているということもあいまって、より開かれたというように周りからも思われるという体制が必要ではないかということで、このタイミングでお三方にお願いをした」と経緯を語った。

またマーク・ホーガン氏の起用についてはかつてトヨタ、GM、そして(両社の合弁生産会社の)NUMMIで3者会談というのがありまして、そこで一緒に色々やった思い出が深くある。ここ数年はインターナショナル・アドバイザリー・ボードの一員としても、色んな意味でアドバイスを頂いているので、外の会社で経験してきたマーク・ホーガンさんの意見も取り入れることで、経営判断を間違えないよう色んな意味でのアドバイスを期待している」と述べた。

《小松哲也》

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