日産自動車が北米で販売している小型ピックアップトラック、『フロンティア』。同車の次期モデルが、開発される方向となった。
これは日産自動車の米国法人、北米日産が公表したもの。同社は、「競合他社が小型ピックアップセグメントから撤退したが、日産はフロンティアに対する顧客の需要に応え続ける」と説明。次期型を開発する意向を示している。
現行フロンティアは2世代目モデルで、2004年に発表。米国テネシー州スマーナ工場で組み立てられている。2012年の米国販売実績は、5万5435台。前年比は7.2%増だった。
デビューから9年目に入った現在、現行フロンティアはモデルチェンジのタイミングを迎えているといえる。しかし現時点では、次期フロンティアがどのようなモデルになるのかは不明だ。
日産アメリカズのPierre Loing商品企画担当副社長は「現行フロンティアの成功には満足していない。なぜなら、フロンティアは小型ピックアップトラック市場で、さらなる成長の余地があるからだ。日産はトラック市場で、さらに存在感を増す」と、意気込みを語っている。