米国の自動車最大手、GMは2月13日、スイスで3月に開催されるジュネーブモーターショー13において、新型EVのシボレー『スパークEV』を欧州初公開すると発表した。
スパークEVは2012年11月、ロサンゼルスモーターショー12でワールドプレミア。小型5ドアハッチバックの『スパーク』をベースに開発されたEVだ。
EVパワートレインは、GMが独自開発。モーターは最大出力130ps、最大トルク55.3kgmを引き出す。強力なトルクのおかげで、0-100km/h加速は8.5秒以下の実力。GMは、「クラス最高レベルの加速性能」と説明する。
二次電池は、蓄電容量20kWh以上のリチウムイオンバッテリー。GMやフォルクスワーゲンなど、欧米の自動車メーカーが推進する急速充電システム、「コンボ方式」を初めて導入。80%のバッテリー容量なら、約20分で充電できる。
コンボ方式では、日本のチャデモ方式では別構造の普通充電プラグと急速充電プラグを、一体化したのが特徴。すでに米国の自動車に関する規格標準化団体のSAEは、米国での急速充電をコンボ方式にすると発表している。
GMは今回、スパークEVをジュネーブモーターショー13で欧州初公開すると発表すると同時に、2014年に欧州の一部市場で発売すると宣言。今夏の米国に続いて、同車が欧州でも発売されることが決まった。