JR東海、東海道新幹線の土木構造物の大規模改修時期を5年前倒し

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JR東海は、東海道新幹線の土木構造物の大規模改修を従来計画より5年前倒しし、2013年から実施すると発表した。

東海新幹線の土木構造物が経年劣化によって設備更新が必要になることに備え、2018年度から大規模改修する予定で、「新幹線鉄道大規模改修引当金積立計画」を策定した。

同時に自社研究施設で、土木構造物の経年劣化の発生を抑止することで構造物を延命化するとともに、部材取替などの全体的な改修を実施する工法を開発した。この新工法では工事実施中の列車運行支障を大幅に低減できるととも工事費も大幅削減できる。

今回、同社は東海道新幹線の土木構造物の健全性維持・向上を図るため、新工法を早期に導入して大規模改修に着手することが適切と判断、計画を5年前倒し2013年度から実施することにした。

大規模改修は2018年4月~2028年3月まで、費用総額1兆0971億円を計画していたが、今回2013年4月から2023年3月まで、費用7308億円に変更した。工事費用の引当金として5000億円の積立を想定していたが、3500億円にする。

《レスポンス編集部》

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