ホンダは1月28日、今年6~7月に発売する400ccのスポーツバイクの新型エンジンを報道陣に公開した。それは水冷DOHC直列2気筒で、その5割以上の部品を海外から調達することを明らかにした。
同サイズのエンジンはこれまで専用部品が多く、ほとんどが国内での調達が中心だった。しかも、同社の400ccバイクの販売台数は4300台余りで、日本で販売するバイクのわずか2%。そのため、コストが高くなる要因になっていた。
そこで、新型エンジンの開発を機に、タイで生産している500ccのエンジンと多くを共通化。調達コストを抑えて、製品価格に反映する方針だ。組み立ては従来通り熊本製作所(熊本県大津市)で行い、日本での製造空洞化を防ぐ。
このエンジンを搭載する車体については詳細を明らかにしなかったが、ホンダ関係者の話を総合すると、『CB400』シリーズの1つになりそうだ。大阪モーターサイクルショー2013(3月15日~17日)と東京モーターサイクルショー2013(3月22日~24日)に、その市販予定車が展示されることになっている。