ホンダの米国生産子会社、ホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチャリングは1月10日、米国オハイオ州のメアリーズビル工場に、2300万ドル(約20億円)を投資すると発表した。
今回の投資は、メアリーズビル工場での新型『アコード ハイブリッド』の生産に備えるのが目的。アコード ハイブリッドは2012年9月、米国市場に投入された新型アコードのハイブリッド版。ホンダの環境技術、「アースドリーム」を導入した2.4リットル直列4気筒ガソリンエンジンに、2つのモーターを組み合わせた新世代ハイブリッドシステムを搭載する。
ホンダはすでに、米国インディアナ州のグリーンズバーグ工場において、ハイブリッド車を現地生産。同工場では現在、『シビック ハイブリッド』とそのアキュラ版、『ILXハイブリッド』を組み立てている。メアリーズビル工場でのハイブリッド車の生産は、新型アコードが最初となる。
また、ホンダは今回の投資により、メアリーズビル工場でおよそ50名の新規雇用を創出する計画。同工場のジェフ・トムコ工場長は、「我々は30年以上に渡り、9世代ものアコードを組み立ててきた。今まさに、洗練されたハイブリッド車を生産する機会が到来しようとしている」と述べた。
なお、新型アコードハイブリッドは2013年秋、米国市場で発売される予定となっている。