韓国ヒュンダイモーター傘下のキアモーターズは1月10日、2012年のスロバキアにおける完成車とエンジンの生産が、ともに過去最高を記録したと発表した。
同社の発表によると、2012年のスロバキアでの完成車の生産台数は、過去最高の29万2000台以上。前年比は15%増と伸びた。エンジンの生産台数は、新記録となる46万4000基以上で、前年比は29%の大幅増だ。
完成車では、SUVの『スポーテージ』が前年比34%増13万6500台生産され、スロバキア工場全体の生産量の47%を占有。コンパクトカーの『シード』も、全体の41%を占める12万0600台が生産された。小型MPVの『ヴェンガ』は3万4900台で、全体の8%。
同工場で生産された完成車は、欧州全体に輸出されており、2012年は全体の22%以上をロシアに出荷。12%を英国、11%をドイツ、6%をフランス、5%をイタリアに輸出した。
キアモーターズスロバキアのEek-Hee Lee社長兼CEOは、「2012年の過去最高の生産実績は、欧州市場全体での需要の増加を示すもの」と語っている。