日産、米国でリチウムイオンバッテリーの生産開始… リーフに搭載へ

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日産自動車は12月12日、米国テネシー州スマーナにおいて、自動車用のリチウムイオンバッテリー工場を稼働したと発表した。

同工場製のリチウムイオンバッテリーは、2013年初頭から、米国で現地生産を開始する日産『リーフ』に搭載。同工場は、日産の3つのバッテリー工場のひとつになる。

最新鋭のバッテリー工場は、市場の需要に応じて、年間のモジュール生産量を、最大でリーフ20万台分へと拡大することが可能。これらのバッテリーはリーフだけでなく、将来発売する新型EVにも採用される予定。

日産自動車は、今回のバッテリー工場の建設とスマーナ工場の増強に、最大17億ドル(約1420億円)を投資。このうち、最大14億ドル(約1170億円)は、米エネルギー省からの融資でまかなう。この融資は、2007年のエネルギー自給・安全保障法に基づいて米連邦議会により認可された、「先進技術を利用した自動車生産への融資制度」の一環として、実施されるものだ。

日産自動車のカルロス・ゴーン社長は、「米国のバッテリー工場の稼働は、世界で持続可能なモビリティを推進するという包括的戦略における重要なマイルストーン。今回のテネシー州のバッテリー工場の稼働により、米国で生産したEVでゼロエミッションモビリティを実現するという目標に、また一歩近づく」とコメントしている。

《森脇稔》

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