トヨタ自動車は12月4日、トヨタ会館およびトヨタの本社地区工場(元町・高岡・堤)の見学者が累計1500万人に達したと発表した。1960年に本格的に見学者の受入れを開始して以来、52年目での達成となった。
同日行われた記念セレモニーでは、1500万人目となった岐阜市立加納小学校の5年生へ、トヨタの早川茂専務役員から認定証や、記念品としてトヨタの乗用車第1号「トヨダAA型乗用車」の模型が贈られた。
また、未来のパーソナルモビリティ「i-REAL」や、子どもも運転でき、色やデザインの組み合せをカスタマイズできるコンセプトカー「Camatte」の走行実演が行われた。
トヨタでは1960年にトヨタ会館の前身となるトヨタホール完成以降、トヨタのクルマづくりの考え方や自動車産業の理解を深めてもらうことを目的に、本社地区の工場公開やトヨタ会館の設立など、公開施設と受入れ態勢の充実を図ってきた。最近では、年間約30万人の見学者を迎えており、その内小学生の社会見学が年間約7万人となるなど、子どもから大人まで、幅広い層が見学に訪れている。