マツダの米国法人、マツダノースアメリカは11月26日、米国で11月28日に開幕するロサンゼルスモーターショー12において、新型レーシングカーを初公開すると発表した。
同社は2012年6月、新世代環境技術の「SKYACTIV」を採用したディーゼルエンジン、「SKYACTIV-D」を米国のモータースポーツに投入すると発表。今回、ロサンゼルスモーターショー12において、このSKYACTIV-Dを積んだレーシングカーがワールドプレミアされるのだ。
このレーシングカーは、マツダモータースポーツが開発を進めてきたもの。2013年から米国「GRAND-AM」シリーズに導入される「GXクラス」にエントリー。GXクラスは、先進技術や環境テクノロジーを採用したマシンで争われる新カテゴリー。マツダはこのGXクラスに、『CX-5』などでお馴染みの2.2リットル直列4気筒ターボディーゼル、SKYACTIV-Dエンジン搭載車で参戦する。
なお、このSKYACTIV-Dエンジンは、レース専用のチューニングを受けているが、マツダは、「部品の63%は市販エンジンと共用」と説明している。
新型レーシングカーは2013年1月、米国フロリダ州のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイ で開催される24時間耐久レース、「ロレックス24」でデビュー予定。マツダによると、同レース51年の歴史において、初のディーゼルエンジン搭載車になるという。