10月21日、大磯ロングビーチにおいて“Lancia Lunch 2012”が開催された。主催はランチア・クラブ・ジャパン。
ランチア・クラブ・ジャパンは今年で結成20周年。そこで、盛大にお祝いをしようと、今回は、イタリアから3人のゆかりある人物を招聘。まず、ラリードライバーのサンドロ・ムナーリと、シモ・ランピネン。そして、ジャン-ベッペ・パニッコである。
サンドロ・ムナーリは、1966年からランチアチームで世界ラリー選手権に参戦。1974年から3年間のランチアのWRC3連覇に大きく貢献したドライバーである。また、シモ・ランピネンもサーブで活躍後、ムナーリのチームメイトとしてランチアを操るドライバーであった。そして、ジャン-ベッペ・パニッコは、イタリアのカロッツェリア、ベルトーネの元広報部長として活躍した人物。これらの人物のつながりを見ていると自然と浮かび上がって来るクルマがある。それは、ストラトスだ。
つまり、今回のイベントは、クラブ生誕20周年と同時に、再来年40周年を迎えるストラトスも一緒にお祝いをしようということなのだ。
さて、開催当日、会場となる大磯ロングビーチには200台前後のランチアが集結。見渡す限りランチアが埋め尽くしている光景はまさに圧巻であった。
そして、各人のトークショーを楽しんだ後、待ちに待ったサンドロ・ムナーリのデモランが開始された。3台のストラトスを次々と華麗にドリフトをさせて走る様子に、観客は魅了されていた。
極東のいちメイクスのクラブの情熱が、イタリアの友人を日本に招き入れた素晴らしい1日であった。