総合インテリア販売の大塚家具と、KEN OKUYAMA DESIGNは商品開発等で事業提携を行うことを発表した。
具体的な事業提携の概要は、3つの分野で、商品開発、プロモーション、コントラクト事業である。「我々はKEN OKUYAMA DESIGNにデザインしてもらった商品を国内で独占的に販売をします。価格帯は、ソファで20万円台から30万円台が中心です」と話すのは大塚家具代表取締役社長の大塚久美子氏。
さらに、「商品開発面に加え、販売をする際の例えば、店のプレゼンテーションや、広告宣伝、あるいは、販売促進の企画といったところについても、共に手を携えてやっていきたいと思っています」と述べる。
「IDC大塚家具有明ショールームは16年前にオープンしましたが、こういったショールームの作り方も、かつての様にモノを並べて見せるということよりは、その先にある生活をどのように紹介していくか。いってみれば、カタログ型から雑誌型というような店作りにもしていきたい。そういう時に、KEN OKUYAMA DESIGNの力を借りられればと考えています」とし、実際に、「ロイヤルパーク汐留タワー(東京都港区)のコンセプトルームは、KEN OKUYAMA DESIGNの家具を中心に入れています。こういったプロモーションのための事業もすでに具体的に始まっているのです」という。
そしてまた、「KEN OKUYAMA DESIGNが手掛けるリゾート施設などでの家具の提供、これがいわゆるコントラクト事業ですが、ホテルやリゾート施設などの事業を共にしていくという3つの分野で事業をしていきたいと思っています」と語った。