BMWはモスクワモーターショー12において、BMW 『7シリーズ』のフェイスリフトモデル、『730d xDrive』『740Li xDrive』『760Li』を世界初公開した。また北京で世界デビューさせていたBMW『i8 Concept Spyder』のヨーロッパ初公開および『X6 M』などのモデルのロシア投入を発表した。
BMWブースはMINIなどを含み同ショー最大規模の面積とおそらく最多の台数の展示を行なっている。北京や上海の中国のモーターショーでもBMWやメルセデスベンツ、アウディのジャーマンスリーと呼ばれるプレミアムメーカーは大きなブースで地元の人々にアピールを行なってきたが、今回モスクワショーのBMWブースはまるで巨大なディーラーのように全ラインナップを複数台づつ展示している。ギリシャの財政問題に端を発するユーロ圏全体の経済危機と景気の低迷がBMWのロシア頼みを加速させているかのように感じる。
実際に、今年の7月末までのロシアでの販売は2万869台となり前年比31.2%の強烈な成長を示している。その数字は全世界販売の7.6%成長に対しても貢献する数字となっている。