日産自動車が米国で販売している小型セダン、『ヴァーサ』(VERSA)。同車のエアバッグに不具合の可能性があるとして、米当局が予備的な調査に乗り出したことが分かった。
これは、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。NHTSAによると、2012年モデルのヴァーサに関して、エアバッグの電気配線に不具合の可能性があり、衝突時にフロントエアバッグが作動しない恐れがあるという。
NHTSAは、リコール(回収・無償修理)に当たるかを判断する予備調査を開始。リコールと判断されれば、米国で販売された約10万台のヴァーサが対象となる。
現行『ヴァーサセダン』は2011年4月、ニューヨークモーターショー11でデビュー。米国では、『ティーダラティオ』の後継車だ。現地ベース価格は1万0990ドル(約86万円)と、米国で販売中の新車としては、最安値を掲げている。