このところ、米国のEV・PHV市場をあらゆる面で騒がせているのがフィスカー『カルマ』だ。
カルマは、2個の強力なモーター(最大出力403ps、最大トルク132.6kgm)を搭載。約80kmをゼロエミッション走行が可能。また、家庭用コンセントから充電可能な蓄電容量22kWhのリチウムイオンバッテリーを二次電池として備えている。
さらに、GMのシボレー『ボルト』と同様に、発電専用エンジンを搭載。バッテリー残量が少なくなると、GM製の直噴2リットル直列4気筒ターボエンジンが始動し、ジェネレーターを回してモーターに電力を供給するとともに、バッテリーを充電する。これにより、最大航続距離は約480kmまで伸びる。
アルミスペースフレームにアルミ複合素材を組み合わせたボディは軽量に仕上げられ、0-96km/h加速5.9秒、最高速度201km/hのパフォーマンスを実現。米国でのベース価格は、8万8000ドル(約704万円)からだ。
カルマは米国では2011年12月、欧州では2012年2月に販売が開始されており、すでに累計販売台数は1000台を超えている。