日産自動車を代表するスポーツカー、『GT-R』。同車の次期型の開発に、暗雲が垂れ込めているとの情報がもたらされた。
これは7月26日、米国の自動車メディア、『INSIDE LINE』が報じたもの。同メディアが独自ソースから得た情報として、「次期GT-Rの開発は行われない可能性がある」と伝えたのだ。
現行GT-Rは、2002年に『スカイラインGT-R』(R34型)が生産中止された後、カルロス・ゴーンCEOの主導の下、2007年10月の東京モーターショーでデビュー。同メディアによると、そのゴーンCEOが次期GT-Rの開発計画を承認していないため、日産自動車の社内に次期型の開発プロジェクトが存在しないのが実状だという。
同メディアはその理由について、「米国での販売低迷や、GT-Rの開発責任者、水野和敏氏の引退が近づいていることが背景にあるのでは」と指摘。なお、同メディアの取材に対して、日産自動車は「ノーコメント」の立場とのことだ。