『GT-R』とともに、日産自動車を代表するスポーツカー、『フェアレディZ』(海外名:『370Z』)。日本国内では10日、マイナーチェンジが施されたばかりの同車に、早くも次期モデルに関する情報がもたらされた。
これは11日、米国の自動車メディア、『INSIDE LINE』が伝えたもの。同メディアのインタビューに応じた日産自動車の常務執行役員で、デザイン部門を統括する中村 史郎氏は、次期フェアレディZが開発の初期段階にあると明かした上で、「次期型は現行よりも軽く、スリムになる。強いインパクトを与えるだろう」と話したというのだ。
2008年に発表された現行フェアレディZは、先代の3.5リットルV型6気筒ガソリンエンジンの排気量を、3.7リットルへ拡大。ホイールベースを先代比で100mm短縮するダウンサイジングにも取り組んだ。
次期フェアレディZは、どのような方向性を目指すのか。中村 史郎氏は同メディアに、ひとつの可能性として、「エンジンのダウンサイジングも行う。直列4気筒ターボも有力な選択肢だ」と語ったという。
軽量化とスリム化、そしてエンジンのダウンサイジングも実践する次期フェアレディZ。早ければ、2013年1月のデトロイトモーターショー13に、コンセプトカーとして出品されると見られている。