米国のEVベンチャー、テスラモーターズが22日から、米国での納車を開始する新型EV、『モデルS』。同車の環境性能を示すデータが公表された。
これは、米国EPA(環境保護局)が公式サイトで明らかにしたもの。EPAではモーターで走行するEVやPHVの環境性能の目安として、独自の計測法に沿った換算燃費、「MPGe」を公表している。モデルSの換算燃費は、複合モードで89MPGe(約37.8km/リットル)と認定されたのだ。
このMPGeの数値は、ホンダ『フィットEV』が118MPGe(約50.2km/リットル)でトップ。モデルSの数値はフィットEVには及ばないが、日産『リーフ』の99MPGe(約42km/リットル)には、かなり近づいている。
モデルSの発売時には、3グレードを用意し、遅れて、最強グレードの「スポーツ」が登場予定。このスポーツ、モーターやバッテリーが強化され、0-96km/h加速4.4秒(通常版は5.6秒)の実力。同社によると、BMWの新型『M5』の0-100km/h加速4.4秒と、ほぼ同等という。
モデルSの米国ベース価格は、7万4000ドル(約590万円)。2013年には、日本市場にも導入される計画だ。